3部作

 

私は中学三年生の女子です。
親子でメルマガを読んでいます。
学業についての質問です。
私は成績をあげるのは将来に必要だと思っていますが、一生懸命に勉強せず、中途半端な成績をとっています。
英語とコンピュータが必要だというアドバイスを見て、オンライン英会話を受講しています。
?城さんは、中学生や高校生のころどんな勉強をしていましたか?
中途半端な自分にアドバイスお願いします。

【 A 】
結論を先にお話しいたします。
10代なら1年間なにかに真剣に取り組めば、なんであれ必ずモノにできます!
いま、毎日遊び惚けても構いません。
ゲームばかりしてても構いません。
でも、ある日突然、自分が狙った大学に行きたいと思ったら、一年間だけ、その大学に入るのに必要な科目を勉強してください。
その時間は、早朝から深夜まで。
もしかしたら、それは受験ではなく英会話かもしれませんし、音楽や写真かもしれません。
一年間真剣に英会話に取り組めば、一生使える「身を助ける技」を得ることが必ずできます。
この1年間を10代で作れることができるかどうか。
それで人生が大きく変わるのです。
振り返って僕の中学三年といえば、音楽活動とコンピュータとサーフィンに明け暮れていました。
言うまでもなく、「一生懸命に勉強せず、中途半端な成績」でした
その後、大学に行くというより習ってみたい先生の授業を受けるために1年間だけ勉強して、その目的を成就しました。
人間、誰かに言われてやっている間や、なんとなく「中途半端」にやっても成果は出ません。
いまはなくとも、なにかを「やりたい!」と心底思う時が必ずやってきます。
その時、多くの人に反対されても、妥協してはなりません。
なにしろ、あなたの人生はあなただけのものなんです。
どうか、忘れないでください。
自分のやりたい!と思った衝動に素直になることを。
そして、その日は必ず訪れるということも!

ーーー


ーーー

私は、女子校に通う中学三年生です。
以前、学業に関する質問をしました。
高城さんのアドバイスを読んで、興味のあることに挑戦しよう、と思って、いま、学校の物販企画に参加しています。
物販企画は、予算五万円でテーマを一つ決め、生徒に販売する企画です。
責任者の高校生(先輩)は、ファッションロスをテーマにし、古着を使って、シュシュを作る計画をしています。
私は、シュシュだと多くの人に売れず、赤字になると思います。
かといって、自分には明確なアイデアがありません。
顧問の先生からは、女子校生の視点で考えてほしい、と言われました。
キャラメルなどのお菓子にしようかと考えていますが、先輩や先生を納得させるアイデアを考えようとするほど、思い付きません。 
高城さんだったら、どうしますか?
アドバイスお願いします。

【 A 】
もうすでに、良い点にお気づきです。
「先輩や先生を納得させるアイデアを考え」る必要がある。
そして、「売れず、赤字になる」のを避けたほうがいい。
実はこれ、大企業を含め、皆、そんなことばかり考えているです。
僕とて、他ではありません。
そこで、役立つのがマーケティングです。
マーケティングにはさまざまな定義がありますが、簡単にお伝えしますと「売れず、赤字になる」のを避けるために、なにが売れるのか調べ、このデータをもとに取締役や株主を「納得させるアイデアを考え」、商品企画や開発し、その商品やサービスを知ってもらうための広告宣伝活動やプロモーションすることです。
ですので、はじめに行うことは、顧客(生徒)に聞き込んで、「先輩や先生を納得させる」データを集めることにあります。
そう、アイデアじゃないんです、データなんです、誰かを納得させるのは。
時には、その誰かのなかにご自身も含まれます。
その次に、ご自身のやりたいこととデータの擦り合わせが生じるのですが、
まずは、データを集めてみましょう。
たぶん、ご自身の想像と違う現実が浮かび上がりますよ(それが、マーケティングの面白さでもあります)。

▽Q.18▼▽


以前、将来物販について質問した高校一年生女子です。
昨年度、学校の実験でPythonでオリジナルのボール転がしゲームを作りました。
結果、色が変わる階段の上で横にボールを動かせるようになりましたが、理想にはほど遠かったです。
よく高城さんは、英語とコンピュータが大切と話していますが、コンピュータの何を学ぶとよいのか分からないので、教えてほしいです。
雑誌スペクテイターの特集「パソコンとヒッピー」は読みました。
プログラミング言語を学ぶといいのでしょうか?
教えてください。

【 A 】
現在、米国で驚くべき変化が起きていまして、「グローバル化と情報化」社会に適応できなくなった白人中流層が没落し、街にホームレスが溢れています。
このような潮流は、僕も20年近く前からお話ししてまして、当時、ビル・クリントン政権で労働長官を務めた経済学者ロバート・B・ライシュや都市社会学社のリチャード・フロリダなどが、「グローバル化と情報化」社会に適応した知識階級=クリエイティブ・クラスと、マニュアル化された単純労働に二極化し、今後、社会に大きな摩擦が起きるだろうと予測していました。
また、前者は場所を問わず仕事をすることが可能な一方、後者は動くことができません。
そして現在、まずレジ打ちなど単純労働の後者が無人に向かったため、結果的に街にホームレスが急増したのです。
つまり、「グローバル化と情報化」社会で生き残る最低条件が、英語とコンピュータなのです。
そこで、お求めのコンピュータですが、「理想にはほど遠かった」のであれば、もう少しPythonなり別の言語を習得しましょう
あわせて雑誌スペクテイターの特集「パソコンとヒッピー」で歴史を学んだのでしたらら、ハードとソフトの次であるネットワークの理解が大切です。
僕が高校一年生の頃は、Basicというコンピュータ言語を書いていて、大学生の頃にはコンピュータそのものを自作し、全米計算機学会などに頻繁に出向いていました。
そして20代後半にカリフォルニアに移り住み、ネットワークによるコンピューティング革命を体感しました。
当時は、インターネット前夜のAOL最盛期で、初のインターネットブラウザー「モザイク」が登場した頃で、自分でHTMLを記述し、いち早くサイトを立ち上げていました。
これ以降、情報化社会に構造的変化は起きていません(←ここ、ポイント)。
インターネットは世界的に普及し、スマートフォン等小型化が進みましたが、基本的システム概念は変わりません。
いまから100年以上前にT型フォードが発表されて以来、自動車が内燃機関を使って4輪を動かす構造的変化が起きていないのと同じです。
つまり、次に学ぶのはネットワーク・コンピューティングの理解で、これを獲得することで、20世紀後半から今日、そしてこれからの社会を冷静に見れるようになれるでしょう。
そのためには、最低限の英語の理解も必要です。
なぜなら、日本語の文献に限りがあるからです。
ちなみに、19世紀後半から20世紀前半に獲得すべき知識は、「資本主義」であり、その前は「都市」でした。
いまのうちに、高三までの目標を立てましょう!(コンピュータを自作できる程度までの)


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